植木カットデザイナーインタビュー

SEとの兼業!?

カットデザイナーは魅力あふれる職業。
ホスピタリティの精神を持って
ノウハウを次の世代へ

2016年契約
カットデザイナー 田中謹也

時代の流れを読み、転職を決意

私の前職は薬品販売の営業。人と話すのが好き、モノを売るのも好きという自分に合っていたのでしょう。お客様の喜ぶ顔 に囲まれながら、23年もの間続けることが出来ました。しかしながら、高齢化による顧客減少は留まるところを知らず、収入も右肩下がりの状況。 これではいけないと独立開業、もしくは副業をしようと思い立ったのが転職のきっかけです。 以前から、庭師や造園業には漠然とカッコいいなというイメージを抱いていました。取り掛かりとして庭園管理士の通信教育を3か月ほど受けてみたのですが、これが楽しかった。これまでの仕事とは違う生き物相手の仕事という部分に、次第に魅力を感じていきました。

自分、何やってるんだろうと振り返って

妻の一言が背中を押してくれた

植木屋業界に入るにあたって、さまざまな業者を訪ねてみたのですが、未経験の状態で、いきなり仕事をもらうことはできません。クイック・ガーデニングは研修でノウハウを教えてくれますし、担当エリアも好きな地域を選ぶことができます。当初は副業として始めようかと思ったのですが、妻に相談したところ「いいんじゃない?」と背中を押してくれました。この妻の一言で、植木屋一本でやっていく決心がつきましたね。 とはいえ、一人で現場に出てみれば苦労の連続でした。最初に伺ったお客様のもとで受けた依頼は、キンカンの木を1本切ってほしい というシンプルなもの。しかし私は木を前にして切り方が分からず、結局2時間近くの時間を要してしまいました。いきなりの挫折でしたね。そこからは無我夢中で仕事に取り組む毎日。1年後に同じお客様のもとへ伺った時は、キンカンの木を15分で剪定することができるようになっていました。数多くの現場経験を重ねることで、私の中にもカットデザイナーとしての引き出しが増えたことを実感しましたね。

働き方を選べる点に興味を持った

「月間売り上げ200万円」を目指して

教科書通りに木を切るのも大切なことなのですが、特に意識しているのは、お客様の理想を引き出して実現するということ。案外ハッキリと要望を提示してくれるお客様は少ないので、前職で培ったコミュニケーション能力を活かしながら、細部に至るまでお伺いする ようにしています。 2度、3度と同じお客様から呼んでいただける機会があるのですが、これはとてもありがたいこと。お庭全体を把握した上で、 依頼された作業以外にもアフターフォローの提案を行っておくと、お客様に将来的な心構えを持っていただける。お客様も気づかないような問題点 や、潜在的な不満を解消できた時ほど、リピーターになっていただける傾向があるように思います。直近の目標である「月間売り上げ200万円」を目指して、これからも邁進していきたいですね。

手厚いサポート体制で不安を解消
カットデザイナーとしてのモットーは?

好印象がリピーター獲得の秘訣

私が目指しているのは「さわやかさ」を醸し出すカットデザイナー。カットの技術はもちろんですが、段取りよく笑顔で仕 事をすることで、お客様によい印象を持っていただければと思っています。サービス業では基本的なことかもしれませんが、日々の心掛けが再度の 依頼につながっている様に思います。 体力的には大変な部分もありますが、達成感があり、仕事に引き込まれてやみつきになるような魅力を感じ られるこの仕事。まだまだ勉強不足ですが、できれば“田中流”と言えるような手法を編み出して、次の世代にノウハウを残すことができればと考え ています。できるだけ長く、この仕事を続けていきたいですね。

プロフィール
田中謹也(たなか・きんや)
1964年生まれ
契約年月:2016年12月
対応エリア:東京都・神奈川県
趣味:釣り・植物園めぐり

植木カットデザイナーインタビュー

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